ヘブライ語はヘブライ文字をつかっているのだけど、よく「ヘブライ語ってあのミミズのにょろにょろしたようなやつでしょ?」と言われることがある。
それは、多分、アラビア語のことなんだろうと思います・・・^^。
ヘブライ語はどっちかというと、活字体は微妙にカクカクしているかんじで、日本語のカタカナと通じる視覚的イメージがあるように思う。ある人が「ヘブライ語って”ココリコ”って感じだよね」と言っていたのだけど、本当にそれはよく言い当てているなとなんだか感動し、座布団どころか布団を一枚あげたくなるぐらいだった。
よく2つの言葉で発音が似ているけど違う意味の言葉、というのはよくあると思う。日本語での「アホ」はスペイン語でajo(発音はアホ)を連想させるが、スペイン語ではニンニクの意味、とか。
しかし、日本語のカタカナとヘブライ語の活字体は、ココリコみたいという表現があらわすように、そういう芸当が音経由ではなくて、視覚経由ででできる面白いコンビネーションでもある。
例えば、上が日本語、下がヘブライ語のこちら。
に、似てなくもないですよね・・・??
遠くから見ると結構似ているのでは??
ヘブライ語のמניאקはマニアックと発音し、英語で言うcrazyみたいな意味で、ちょっと悪口なんかに使う言葉らしい。日本にイスラエル人が来ると、旅行会社の前に沢山「アメリカ横断ツアー」とか「アメリカ」という文字があり、吹き出してしまうみたいです。彼らにはアメリカの部分が、Crazyという意味の母国語に見えてしまうのでそれがCrazy Crazy Crazy!と旅行会社の前に沢山書いてあったら思わず笑ってしまいますよね。今まで日本に来たイスラエル人の中でもこの旅行会社の前で記念に写真を撮って帰る人が結構いました^^;。
というのっかかりからはいると、割と面白そうでもあるヘブライ文字ですが、なんか音がかぶっている文字が多かったり、はっきりと全く形が違うんじゃなくてちょっとだけちがったり、そういうことでも以前覚えようと思って挫折しました。orz...覚えようと思えば覚えられたのかもしれませんが、どうもモチベーションがあがらず。
また、中でも大きな理由が、「子音しか書かない」ということでしょうか。母音記号なんかもあるんですが、大人になるとつかわなくなるようで、英語で例えるとsitemapという単語を書く場合、子音だけでstmpと書く感じでしょうか。理屈っぽく言えば、母音が書いていない訳だから、サイトマップじゃなくてスタモポと読むこともできるわけですが、ヘブライ語ができるようになると母音がなくても子音付きで読めるようになるらしい。これはもう、日本の漢字のように覚えちゃうしかないですなぁ〜。
おまけですが、上の方でいった「ココリコ」をヘブライ文字でそれっぽく書くとこんな感じ。
日本の携帯にヘブライ文字を打つ機能が入っていたら、真っ先に女子高生のギャル文字(もう古いのかこれも?)に使われそうな可愛らしさもなきにしもあらずですね!?
と、まぁ、私はヘブライ語も話せないし、全然わかっていませんけど、ちょっとだけ書いてみました。(ヘブライ語がお分かりになる方の為に書いている訳ではありませんので、なにぶんよしなに・・・)
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