長谷川ゆき ピアノ独奏コンサート [新宿文化センター]
新宿文化センターで中高時代の同級生でピアニストの
長谷川ゆきちゃんが、ピアノ独奏コンサートをするということで、まりゴンと一緒に聴きに行くことに。
はせちゃんはもう中高時代からピアニストになるという方向性をしっかり持ち、それに伴う努力をし続けていた。あの頃からそのベクトルもずれず、一つの道を突き進む姿も相当かっこいいし、なかなか簡単に出来る芸当ではない。こういう音楽家の方って、日々努力努力の毎日で、華やかな陰には見えない血のにじむような練習時間があるはずで、ホント頭がさがるほど。現在パリで活躍中のため一時帰国なんだけど、実に12〜13年ぶりぐらいに会う彼女。舞台袖からすっかり大人の女性になってドレスに身を包んで登場して来ただけで、あまりにもその姿が輝いて見えて、涙が出そうなほど感動してしまった。
しかも演奏が始まると、その音色のなんと優しくて暖かいこと。ピアノの音色ってこんなに美しかったっけ?と耳を疑ってしまうほど。包み込まれるように甘美なひとときを過ごせました。昔一緒にバカなことばっかりやっていた友達が、こうやって舞台に立ってすばらしい演奏をしているなんて、なんかすこし不思議な気持ち。それだけ昔の志を貫いて長年努力してきた奥深さが、この会っていない年月に重みを増していて、改めて彼女のステキさを実感しました。
中高の同級生も私を含め5人集まり、演奏後にはプチ立ち話同窓会状態に。はせちゃんが着替えて来てからは、あとはせちゃんの友達の声楽家の人も一緒に、ランチを食べに行って、懐かしい話から音楽界のネタの話など、話に花が咲き咲き、あっという間に時間が。舞台ではプロのオーラがばりばりだったはせちゃんも、一旦プライベートになるといい意味で変わっていなくて、みんなで昔にタイムスリップしたようなほんわかした会になりました。
コンサート終了後に買ったCDを家で聴いてみたら、またこれ、すばらしい!私それほどクラシックって思い入れはなかったのだけど、1曲目をかけた瞬間から心がまるごと洗われるような気持ちよさに浸りました。
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