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つーらんバァ

ばぁ茶んひなたぼっこ中。

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「ショコラ」(2000 米)

ショコラ DTS特別版なんとはなしに見た映画、「ショコラ」。見終わって、よく考えてみるとあらすじ的には予想外の展開とかがあったわけでもないのだけど、なんだかくぎずけになって一気に見てしまった。

←この左のDVDカバーはこの映画の雰囲気を表している感じがしない。なんかこれをみるとよくあるラブコメみたいに見えるんだけど、内容はもっと静かに進む、影や光の雰囲気が感じられる映像で、みているだけで、「ああ、この感じ好き〜」という映像だったかも。私がこのDVDカバーをつくるんだったら、「メキシコの売春宿か?」と言わしめた、あのチョコレート屋さんの深緑色のちょっと影のある感じをもっと出したいと思う。

フランスの保守的な田舎の村で、チョコレートを媒介に人々の心を開いて行くというストーリー。まぁ最後の展開は「無理矢理だろ」という感じはしなくもないけど、これを見るとセクシーにチョコレートを味わいたくなるので注意!かも??
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「食語のひととき」早川文代著

食語のひととき前もどこかで紹介したようなしないような気もしないでもないけれど、2年前ぐらいから好きでよく目を通す、「食語のひととき」。日本語の食に関する表現をひとつひとつ取り上げて解説している本。

例えば、ただ「煮込む」ではなく、「コトコト煮込む」という表現をすることがある。このコトコトというもののもつバックグラウンドが解説してあったりする。そもそもは、連続的に軽く触れて立てる音、ということなのけど、笑う表現で使われることもあったらしい。川端康成の伊豆の踊り子で「ことこと笑った」という表現があったりとか。西洋料理の世界でも「液面が微笑むような火加減」とかそういう表現もあるらしく、煮込みと笑いの関係は・・・などなど。

シャキシャキ、こんがり、しこしこ、とろり、サクサク、ねばねば、ぐびぐび、つややか、ほくほく、からり、こってり、コシ・・・などなど、日本語のそういう「食語」をみているだけでも、日本の食文化の心地よさに浸ってほんわかする。

言語学者ではなく、食品分野の方が書いているのがまたいいと思う。こういう世界の方は、「もっとぷりぷり感を出したかまぼこを開発」となった場合に、「では、ぷりぷりとはそもそも何か?」というところをまず押さえなければ行けない訳で、歴史的にも言葉をさかのぼって掘り下げたりしている。言葉遊びにおわらない、その言葉をもとに実際物体として表現しなければ行けない作業を日々やっていらっしゃるのもすごいとおもう。例えば、深みがある、コクがある、広がりがある、などという抽象的な言葉を、実際にどうやったら食品にだせるのか・・・。「しっとり」などという言葉も、広辞苑には「適度に水分を含んでいるさま」という表記だけれど、実際の食表現になると水分だけではなく油分も関係してくる。そういう世界の視点からいつも日本語の食語を考えている方ならではの面白い本。

『オシムの思考 ジーコの志向』ジェキチ美穂他共著

オシムの思考・ジーコの志向こちらのブログにも来てくれている友達Mic'oが本を出しました!「オシムの思考・ジーコの志向」。Mic'oは高校の時の中南米留学仲間(私はメキシコへ、彼女はチリへ)。今はボスニアやサッカー関連などを中心に様々な方面へ執筆を手がけている、コラムニストでありジャーナリストであり多言語通訳翻訳者であり、マルチな活躍がとってもカッコイイ彼女です。ワールドカップが終わるころ、日本代表の次期監督がオシムに決まったとき、サッカー&ボスニアということで、Mic'oの知識と能力と経験が今まで以上に注目されるだろうなと、私までワクワクしていたのです。早速本がでてとても嬉しい!

さっそく楽天で購入してみました(送料無料なので)。見開き1ページずつの読み切り形式なので、時々なにかメッセージが欲しい時などにぱらぱらめくっても読みやすい。一つの見開きに一つのメッセージが書いてあり、それが解説してあります。語録的なものを並べただけではなく、その言葉が発せられた背景や状況なども詳しく解説してあるので、より掘り下げて言葉を想像できる。欧州サッカーと日本との違いなどの文化背景なども時にはふれながら、同じようなシチュエーションなどで他の世界中の監督や選手などが発した言葉なども関連づけて紹介しているので面白い。オシムの言葉は、もちろんサッカー関連で発せられた言葉であるけれど、その場だけでは終わらないなにか普通に人生に当てはまるようなドキッとする言葉も多い。サッカーに興味のない人でもいまの自分に当てはめたりして楽しめるところが面白い。サッカーに限らず、何かをとことん一生懸命やり抜いている人たちが絞り出した言葉は、重み深みが格別。この言葉を出すまでにどのくらいのものを経験して乗り越えて来たのか・・・と想像を働かせるとさらに興味深い。

表題も、同じ「しこう」でも、オシムには「思考」、ジーコには「志向」を使っている。この本ではジーコをすっかり忘れてさぁオシムだ!というのではなく、前監督ジーコの発した言葉も紹介しているところがいい。ジーコは監督として個性というかアクというかが強い方ではなかったと思うけど、これを読むと「ジーコもジーコなりに彼の方向性に向かってがんばっていたんだなぁ」と再確認できたりして。ちなみにそのまえのトルシエなどの発言なんかもまとめてあります。ああ、また4年後は寝不足になるだろうな。^^

「悦楽バイリンガル子育て」田村記久恵 著

悦楽バイリンガル子育て以前、和風が暮らしいい。のことを触れた記事で書いた田村記久恵さんの「悦楽バイリンガル子育て オットは外国人 コドモは未来人」が発売されました。税込み1050円なのでAmazonだと送料がかかるため、現在送料無料をやっている楽天で早速購入。

記久恵さんとは、学年は違えど同じ中高に通っていたので、本の中で記久恵さんの当時の制服姿のイラストの部分が私にはやたらとなつかしかったり。

記久恵さんの家庭の中で起こることを、記久恵さんが鋭くも温かい目で観察し、彼女のふんわりとしていてかつ渋いイラストとともに文章で綴られている。「バイリンガルに子供を育てるには!!」みたいに力が入ったものではなく、記久恵さんのおうちの様子がそのまま伝わってきて、こちらまでじんわりとあたたかい気持ちになるような本です。私にとっては、バイリンガルうんぬんの話よりも、旦那様(アメリカから来た三味線を弾く和心溢れるお方)が育児にとっても積極的で、いろいろと育児について考えながら行動している点が見て取れて、ステキだな〜という気持ちに。なんでも、子供の世話はもちろんのこと、子供の発音練習の為を考えた子守唄を自作しちゃうぐらいの入れ込みぶりなんだそう!すごすぎる〜。記久恵さんは自分でも「モノリンガル」と書いているぐらいで英語が得意な訳ではないそうなんですが、だからこそ「バイリンガルに育てる為にはこうするといいですよ!」的な感じでは全くなく、日常のひとこまひとこまを大事にイラストにしている感じなので、語学が苦手な方も親近感を持って同じ目線で「そうそうそう!」と楽しめるのではないかと。

あと、水中出産の話がちょっと出ていて、目を皿のようにしてそのページを読みました。私も病院ではなく、助産師さんと自分スタイルで出産したいなぁと思っているので、興味津々。子供って旋回しながら出てくるの!?とか、胎盤って食べられるの!?とか、目から鱗の話も盛りだくさん。

『SIGN with your BABY』ベビー手話(ベビーサインランゲージ)DVD【KBM0623送料無料】本の中で紹介されている、『SIGN with your BABY』ベビー手話(ベビーサインランゲージ)も興味深かった。これ、確かヴィトの知り合いが制作にかかわっているやつで以前からその存在は知っていたのだけど、私たちはまだ子供はいないし、なんとなく、ふーんという感じで終わっていた。まだ喋れない赤ちゃんに簡単な手話を教えて家族とのコミュニケーションを可能にするというものなんだけど、記久恵さんのうちで根気よくやっているレポートを読んで、なんだか私もちょっと試してみたい気持ちになった。・・・といってもすぐに試せないのが残念!

記久恵さんのお家の話だけではなく、脳について専門家に話を聞いたコラムや、他の国際結婚カップルにいろいろと聞いたアンケート結果なども見応えを増しているのでしょう。どこのページから読んでも思わず見入ってしまうような、様々な話題がちりばめられています。そして一番びっくりしたのは、記久恵さんのイラストと手書き文が本当に満載なのです!ちょこちょこ挿絵程度にイラストが入っているのかと思ったらとんでもない!2ページに1ページは記久恵さんの絵文でびっしりと分かりやすく解説されていたりしてとてもなごむ。

記久恵さんは旦那さんとともに和モノ好きなのだそうだけど、お子さんにちゃ〜んと日本の文化をしっかり体験させているところもステキだな、と思う。最近日本にいて日本人同士の子供でもなかなか日本の伝統的な赤ん坊行事なんてやらなくなってきてますもんね〜。もちろん「日本の文化を教えなくちゃ!」という力が入った教育からではなく、記久恵さんたちの「好き」から来ているから魅力的なんだろうな^^。

そういえばこの前、ヴィトにも「ねぇねぇ、子供が産まれたら何語で話しかけるつもり?」と聞いたら、「ヘブライ語」と予想だにしなかった言葉が返ってきてのけぞった。私はヘブライ語は話せないのでまさかそういうことを考えているとは思いも寄らなかったのだ。私たちの共通言語は他にいっぱいあるのにさぁ、と思ったのだが、よく考えたらやっぱりヘブライ語がちゃんと話せる方が人生面白いんじゃないかな。英語とかスペイン語は育つうちに情報が溢れてくるから、興味があれば自分でどうにかできそうだし。でも、そうなったら絶対子供に対抗心を燃やしてヘブライ語マスターしそうだな、私。そ、それも悪くないか。

記久恵さんのうちのはなしではないけれど、家庭で語学を学ぼうとするあまり、曜日によって使う言語をかえるカップルの話がでていた。結果はつらすぎて挫折、だったらしいのだけど、一日中にしたから続かなかったんじゃないかな、と思う。うちは今はあまりやっていないけど、昔はよくゲーム感覚で1日1時間限定でやっていた。今から1時間は中国語のみ!とかで4カ国語ローテーション。ちょっとでも他の言葉がでてしまったら、1回につき100円の罰金で、それ専用の貯金袋まで用意していたほど。でも1時間で終わるので楽しめ、しかも貯まったお金で美味しい物を一緒に食べに行ったりして面白かったなー。

よく聞くハーフと呼ぶかミックスと呼ぶか、の話題も出ていたのだけど、うちの場合、すでにヴィトがいろいろと混ざりまくっている(父はアルゼンチン人、母はイエメン系イスラエル人、しかもお父さんの何代か前はウクライナだった、云々)ので、その子供はどうかんがえても「ハーフ」ではない(半分半分2つの物だけが混ざった状態ではないということ)。ヴィト自体も「なに人?」って聞くと時々冗談まじりに「何でも人^^」と言っているので、うちの子も「なんでも人」かな。まぁ、私も記久恵さんと同じで、この言葉自体はどうでもいっか、と思っている方なんだけど、「ハーフだからかわいいのね〜」とか言われたくないというのは激しく同意ですね〜。

これからもハル君(記久恵さんのお子さん)の成長が楽しみになる、ほっこり気持ちが温かくなる愛情たっぷりの本でした^^。大きくなったら自分のこの本を読むことが出来るハル君は幸せ者だなぁ〜!


【Useful Links】
■イラストエッセイ本
悦楽バイリンガル子育て オットは外国人 コドモは未来人
■田村記久恵オフィシャルサイト
tanto tanto

「熱風書房」書店 [外苑前]

外苑前にある新風舎さんの直営書店、「熱風書房」。一見書店というよりはカフェか?と思ってしまう雰囲気で、落ち着いた空間は思わず長居してしまいそうになる。

ここは新風舎さんで出版している本の書店なのだけど、本を買うだけではなく、本を好きな格好で(好きな体勢や雰囲気で?)読みながらくつろいでみることができる。そしてまた、大ベストセラーみたいな、経済の匂いがプンプンする本というよりも、個性のある、通常の書店では思わず見過ごしてしまいそうな本達がたくさんあっておもわずツボ。


靴のまま自由に階段スペースで本が読めるようになっているところ。

子供の頃階段で遊ぶの楽しかったなぁ。うちの実家は1階から2階への階段の途中に本棚みたいなスペースがあって、母がそこに本を入れていた。子供の頃遊びながら時々そこの本を手に取ってみたりした記憶がよみがえってきたりして。


靴を脱いで絨毯にねそべったり、あぐらをかいてもいいし、ソファーなどもあるスペース。ほんと、「お好きな感じで本をどうぞ」というメッセージを感じられる空間。


こんな屋根裏部屋のようなスペースも。一人入るのがやっとなところがまたイイ。子供の頃こういう狭いところってなんか自分の基地?みたいな気がして好きだ多様な・・・。屋根裏部屋はなくても、ドラえもんもに憧れて押し入れで寝ようとしてみた子供って多いはず!?


ニッポンバカヂカラ結構面白いところなので、外苑前付近におたちよりの際はよってみるのもいいかも。ちなみに今日私がツボった本は、「ニッポンバカヂカラ」という写真集。おじいさん達が学ランを着て縦笛を吹いていたり、砂丘に掃除機をかけていたり、馬のぬいぐるみを着たまま散髪に行ったり・・・ちょっとシュールでぷっと笑ってしまう写真満載でした。
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HN:
ばぁ茶ん
性別:
非公開
自己紹介:
そのへんのオババ。
高校はメキシコ。
韓国や中国に仕事で在住。
その後東京へ舞い戻っております。
地球を90カ国ぐらいウロつく。
■感謝
2006年

地球のほほえみ 臼井純子写真展

2007年
家族のほほえみ 臼井純子写真展

キイトス茶房様にて開催致しました。皆様のお陰で、無事に終了することが出来ました。本当に有り難うございました!!
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