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つーらんバァ

ばぁ茶んひなたぼっこ中。

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さよなら&ありがとうティゲドゥイン!

朝起きると思わず生理になってしまっていた。まぁー、こんな時に・・・なんて思いましたが、こればっかりはどうしようもない。以前ピルを飲み続けていてちょっと調子が悪なったとき、飲むのをやめたら調子がよくなったので、ここのところピルを飲むのを休止していたためか、ものすごい生理痛にもなってしまった。せっかく用意してもらった朝食もまったく食べられず、今日はコズさんがまた一山二山越えて検診に行くのでちょろっと付いていってみたいなーと思っていたんだけど、まったく身動きがとれず。しょうがないので一人でラルバに帰るまでちょっとファティマのうちで休ませてもらうことに。


コズさんからもらった薬をのみ、しばらくしていたらちょっとよくなったので、また「野」に向かってみる。今度は朝なので丸見えにならないように気をつけるが、昨日した自分の固形のうんこに途中で出会う。うんこにはたくさんハエがたかっていて、自分のうんこの人気度に満足する。こうやって、ハエが私のうんこを活用してくれたり、残りのうんこはそのうち土にもどったりして、なんだか自分の産み落とした分身がこの集落に根付いていくような、ちょっと郷愁に似た思いさえ感じる。ここの人たちには本当によくしてもらって、去るのが本当にさみしいぐらいなので、もっと野でうんこをしていこうかしら。


山を下る途中であったおばさんたち。コズさんが検診をしてくれるというのが村中にいきわたっているため、同じ日本人の顔をした私もやってくれると思われた模様で、「血圧はかっておくれよ」と、会う人々みんなに言われる。


タマルートの中心部までやっとこさおりてきて、今にもでようとしている四駆車に間に合う。車のてっぺんには、ぐるぐると足をしばられた羊ちゃんがのせられているのだが、羊なりにこれから売られて食べるために殺されてしまうというのがわかっているのか、羊とは思えないような壮絶な「ブモモモモももももーー!!!」というおたけびを上げて一生懸命じたばたしている。


家畜を追っている女の子たちにも別れを告げ、いざ山を降りる。名残惜しすぎる。とてもステキなところだった。


山奥から戻ると、ラルバも都会に見えるから不思議だ。7joくんに最後まで見送ってもらいながら、あまりにもティゲドゥインがいいところ過ぎて心洗われてしまったことを話す。コズさんの「私にとってのモロッコは、ここティゲドゥインなんだー」という言葉も心に響いた。ここを見てしまったら、他はどこへ行ってもトゥーリスティックに見えてしまい、きっと感動しないだろうと思った。なので、モロッコの他のところはもう見ずに、ここの思い出をしっかりと頭に焼き付けてモロッコを出ることにしよう。
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ベルベル人のおうちにお泊り

コズさんは山奥の自分の住居の鍵がみつからないとラルバを出る前に言っていたのだが、「大家さんのご近所かなにかのところにスペアがあるでしょう」ということでいつもコズさんがお世話になっているうちによった。そうしたら、そこ娘さんも、スペアがないということで、コズさんの住居には入れないことになった。なので特別に、まさにその家に泊めてもらうことに。コズさんは「こんな山奥まで来てもらったのにごめんねー」と謝ってくれたのだが、私としては予期せずベルベル人の家庭にとめてもらうことになって、こんな貴重な体験ができてむしろうれしいハプニングだったりして。


暖かく迎えてくれたそのうちの娘さん、ファティマ。

客間に通してくれて、お茶をいれ、パンをいただきました。つけて食べたオリーブオイルがまたこれ、自分たちでじっくり絞ったようなまろやか~な青みのある味で劇ウマ。パンも、ティゲドゥインのパンは小麦粉自体がほんのり甘いのか、もちろん甘みなんていれていないのにまろやか~な味がします。私はこれが食事だと思って、ありがたいありがたいと本気で食べてしまったのですが、どうやらおやつだった模様。

それにしても、電気がないので、窓から差し込む光だけに照らされるファティマがあまりにもうつくしい。ファティマのお父さんもそういう状態でとても絵になったのだけど、あまりにも見とれてしまい、写真をとらせてもらいそびれた。それにコズさんの住む地域であまり問題も起こしたくなかったので、写真写真というのもどうかなーとも思い、普段より写真は控えめに・・・。でも、この光景は、なんというか、ヨーロッパのルネッサンスとか印象派とか(よくその辺わかりませんが)、昔の絵画みたいな雰囲気が出ていた。現実というよりはあまりにもクラシックな絵の中にいるようで、不思議な感覚だった。ああいうヨーロッパ絵画が生まれたころも、こんな風に電気がない時代だったのだろうな、そうじゃないとこの感じは出ないだろう、と思ったりした。


お食事はクスクスをご馳走になりました。あとで7joくんに聞いたら、通常クスクスは金曜日にしか食べないんだそうで、私たちがきたから特別におもてなしをしてくれたのかもしれない。野菜とうさぎの肉のクスクスだったんだけど、鶏肉かと思って食べていて「うーん、さすが、こうやって蒸したように煮込むとこんなに鶏肉もしっとりおいしくなるのねー」と思っていたらうさぎだった。こんなにうさぎがおいしいなんて知らなかった。この前も書いたけど、うさぎの肉の量って、このくらいの人数で食べるにはちょうど残さず全部食べられるいい量だと思う。夜になるとガスがはいっているタンク?から照らすランプのようなもの(ブタガス)を出してくれましたが、こういうものはものすごく高そう?なかんじも・・・。私たちは客間に2人だけで泊まれたんだけど、コズさんによると、こういう客間があるようなうちは本当にめずらしいんだそうです。話はコズさんがベルベルの言葉を駆使して通訳してくれたので、いろいろ話せて楽しい。



食事の後、ファティマが客間に来てコズさんと3人でおしゃべり。ファティマはカバーをあらったクッションを、再び縫い直しながら。カバーを洗うたびに縫い直さなくちゃいけないなんて大変ー、ファスナーにすればいいのに?とかいう理屈はここにはない。でも手馴れたもので、さっさと何個もクッションを直しおわる。ガールズトーク?などに花が咲く。ここの女性たちはけっこうピルを服用しているという事実に驚いたりして。こんな山奥で電気もない集落なのに!でも子供を生み始めると、相当な数生むみたいです。10人とか普通?

ファティマが自分で作ったというベルベル絨毯を見せてくれた。アラブ絨毯とは違うらしいのだが、全体的に赤色で、毛足が長い。ふかふかしてきもちいい。

これだけ財のあるおうちでも、この辺の集落の習慣なのか、おうちにはトイレがありません。なので、汲んできた水で歯磨きや顔をちょろっと表せてもらったあと、寝る前の「野トイレ」に行きました。ファティマが案内してくれて「ここ」といったところは、フツーの道端の脇で、ぜんぜん隠れていなかったのですが・・・。でも外がもう真っ暗で、星の明かりしかない中、自分たちもよく見えない状態なので見る人はいませんが。それにしてもここの星空はすばらしい。プラネタリウムなんかよりずっと星の数が多いんじゃないかなぁ。ここだと星の数が多すぎるので、離れた星と星をつないで「星座」なんて発想は生まれないかも?なんて思ってしまうほど。そんな零れ落ちるほどの星空の下での野トイレは妙にスッキリ。げりピーだったので、夜中にも一度おきて「野」に行ったのだが、げりピーでおなかが痛くて心地悪いのも、満点の星空に癒されるようでした。

夜遅くまでコズさんといろんなことを語り合えたのもステキな思い出。コズさんはとっても心がきれいで気が利いてしっかりした人で、こんな人とお友達になれて幸せです。私にも赤ちゃんができる日には、コズさんに取り上げてもらいたいなぁ、と思うほどの信頼感が私の中には生まれましたよ。コズさんのおかげでいろいろなことが体験できて、本当にどうもありがとう。コズさんと出会えてよかったです。

もっと山奥のタマルート


コズさんは助産師さんとして派遣されているため、村の中心ラルバともっと山奥のタマルート、そしてもっともっと山奥、などの泊りがけの2重生活をしている。山々の集落を歩いてまわって検診をしたり、いろいろ教えたりしているみたい。ヨボヨボの私と比べてものにならないぐらい足腰がしっかりしていてすごすぎる。ラルバからタマルートまで今は四駆車で人が集まるといけるようになったらしいが、以前は交通機関がなく、片道2時間を毎週2回通っていたそうな・・・。す、すごすぎる。だってタマルートは山奥の入り口なだけで、そこからまた山々を越えていくんです・・・。同じ日本人とは思えない強靭な体力・・・。すばらしい。・・・というわけで(?)、今回は金魚の糞のようにコズさんの検診についていき、山奥のほうのコズさんの住居にとめてもらうことに。突然来た7joくんの友達というだけで、コズさんとはここでまったくはじめましてでしたのに、こんなにいろいろよくしてもらって本当にありがとうございます!!


タマルートの中心部到着!

ラルバも含めてティゲドゥイン全体がベルベル人の村らしいのだけど、ここはまた道ゆく人々からもベルベル度をびんびん感じるところです。カラフルな衣装を着て、大きくて重い荷物を運びながら、女性もみんなよく働く。



村の人たちは、コズさんが検診してくれることを知っているので、コズさんをみつけるやいなや集まってきて、「子供が熱出しちゃって!」「血圧をはかっておくれよ。」などなど、目をきらきらさせながら頼りにしてきます。こんなに地域に受け入れられて根付いているコズさんはスゴイ。もうここになくてはならない存在ですねー^^。それにこんな電気の通っていない山奥で活躍できるような技術をもっているということはやっぱりステキだなーと思った。私の貢献できそうなことって電気が通っていないところではまったく意味をなさなそうだもの。


面倒見のいいコズさんは、子供たちが集まってくると折り紙を教えてあげたりして、みんな喜んでいた(いたずらっ子たちが折り紙を破壊しても根気よく教えてあげるコズさんの忍耐力には脱帽)。一緒に一山超えておうちに帰ってみた。まぁー、それにしてもここの子供たちのかわいいこと!ここの子供たちの写真はまだまだあるので、ギャラリーブログ「地球のまなざし」のモロッコカテゴリーほうにアップしていこうと思っていますので、よかったらお楽しみに!

ラルバの近くの集落


ラルバから歩いていける距離に、微炭酸水が自然に湧き出ているという集落があるので、幹君と7joくんに連れて行ってもらいました。湧き出ているところ自体は、パイプで引き出されてある感じになっていて湧き水という雰囲気にはかけていたんだけど(なのでそこは写真を撮りそびれた)、飲むとホント、微炭酸!炭酸水って自然にも存在するもんなんだなぁ。幹くんによると、この炭酸は年々減少しているそうで、昔はもっと炭酸が多く含まれていたんだそうです。


なんでもやさん


一休みのおじさんたち


サッカーゲームでもりあがる子供たち


お昼に向けて食堂では、タジン作りに大忙し。長時間に込む上に煮込み用の小さな釜(なべの下で火をたくもの)の数しかできない。全部売れるといいね~!

多分通常はお金を払って乗せてもらうものだと思うが、おじさんに頼んで、ちょろっとだけ馬にのせてもらった。乗り心地は・・・うーん微妙?でも橋がない水辺を渡るときはぬれなくてよい。

ラルバ

村に着いたところの公衆電話から7jo君に電話したら、小銭がなくなって着いたということだけ言って今どこにいるか言う前に電話が切れてしまった。なのに彼は、30秒ぐらいで駆けつけてくれて、あまりの速さにびっくりした。仕事場がちょうど裏だったらしいのだが、だいたいここの公衆電話だろうとわかるぐらい、アットホームな村です。


住居にお邪魔して無事に例の本を渡した証拠写真です(以前のブログ「八百屋の贈り物」参照)。「別にモロッコにいるから顔をだしてもいいよ~」といっていたのですが、なんとなく一応自粛させていただきます・・・^^。それにしてもいろんな色や柄のマットやカーペットが・・・。一番下のゴザは日本のとまったくおなじ感じで、日本から持ってきたのかとさえおもったほど。でもモロッコ人の家庭にもありました。質感や色合いも日本のと同じすぎてびっくり!


別の職種で同じく隊員で派遣されている幹くん(仮名)やコズさんも紹介してもらった。コズさんは7joくんとおなじ住居に住んでいるんだけど、私が付いたとき歓迎してくれて、チョコや果物をくださいました。なんというお心遣いー。7joくん、こんないい人と一緒にくらせてよかったねぇ。そしてみんなで上のおじさんの店のタジンを食べに行きました。

じゃーん、タジンの三角帽子をあけたところ。写真を撮るために幹くんにふたを持っていてもらったんだけど、そうとうこれ熱いらしい。知らなかったので結構我慢させてしまいました。ごめん!幹くんは手馴れたもので、まあるいふっくらしたパンをちぎってまわりにおいてくれた。このタジンめちゃめちゃおいしかった~!私はまだまだ手でうまく具がつかめなかったが、他のみんなはさすがうまかったです。


食後のチャイ。7joくんがジョボジョボと入れてくれましたが、こうやって高い位置から泡を立てるようにそそぐのがモロッコ流なんだそうです。これもまたおいしかったーーー!!・・・のですが、今までの旅の緊張感がふっとほぐれたからか、おなかがすごい勢いで痛くなってしまった(食事の後の話なのにすみませぬ・・・)。ゴロゴロローピー!という感じがものすごいスピードで着たので、みんなに「突然おなかが痛くなってしまった!」といったら、その後のみんなの対応が早くてびっくりした。すぐさま、コズさんは自分の住居のトイレに私を連れて帰ってくれ、幹くんと7joくんはさっと片付けてお会計を済ませてくれた模様。コズさんちのトイレをしばらく占領して、ほんと助かりました。生き返ったような顔ででてきて、みんなの対応にびっくりしたといったら、やっぱりそういう事態にはみなさんそうとう慣れているみたいでした。さすがこういうところで暮らしているだけあるなー。何かの行事で17時間(ほぼ一日歩きどおしってことですよ~!)向こうの山までみんなで歩いたとか言っていたし・・・。みんな、す、すごすぎる。みんな暖かく迎えてくれてどうもありがとうございます~~!
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ばぁ茶ん
性別:
非公開
自己紹介:
そのへんのオババ。
高校はメキシコ。
韓国や中国に仕事で在住。
その後東京へ舞い戻っております。
地球を90カ国ぐらいウロつく。
■感謝
2006年

地球のほほえみ 臼井純子写真展

2007年
家族のほほえみ 臼井純子写真展

キイトス茶房様にて開催致しました。皆様のお陰で、無事に終了することが出来ました。本当に有り難うございました!!
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