こちらのブログにも来てくれている友達Mic'oが本を出しました!「
オシムの思考・ジーコの志向」。Mic'oは高校の時の中南米留学仲間(私はメキシコへ、彼女はチリへ)。今はボスニアやサッカー関連などを中心に様々な方面へ執筆を手がけている、コラムニストでありジャーナリストであり多言語通訳翻訳者であり、マルチな活躍がとってもカッコイイ彼女です。ワールドカップが終わるころ、日本代表の次期監督がオシムに決まったとき、サッカー&ボスニアということで、Mic'oの知識と能力と経験が今まで以上に注目されるだろうなと、私までワクワクしていたのです。早速本がでてとても嬉しい!
さっそく
楽天で購入してみました(送料無料なので)。見開き1ページずつの読み切り形式なので、時々なにかメッセージが欲しい時などにぱらぱらめくっても読みやすい。一つの見開きに一つのメッセージが書いてあり、それが解説してあります。語録的なものを並べただけではなく、その言葉が発せられた背景や状況なども詳しく解説してあるので、より掘り下げて言葉を想像できる。欧州サッカーと日本との違いなどの文化背景なども時にはふれながら、同じようなシチュエーションなどで他の世界中の監督や選手などが発した言葉なども関連づけて紹介しているので面白い。オシムの言葉は、もちろんサッカー関連で発せられた言葉であるけれど、その場だけでは終わらないなにか普通に人生に当てはまるようなドキッとする言葉も多い。サッカーに興味のない人でもいまの自分に当てはめたりして楽しめるところが面白い。サッカーに限らず、何かをとことん一生懸命やり抜いている人たちが絞り出した言葉は、重み深みが格別。この言葉を出すまでにどのくらいのものを経験して乗り越えて来たのか・・・と想像を働かせるとさらに興味深い。
表題も、同じ「しこう」でも、オシムには「思考」、ジーコには「志向」を使っている。この本ではジーコをすっかり忘れてさぁオシムだ!というのではなく、前監督ジーコの発した言葉も紹介しているところがいい。ジーコは監督として個性というかアクというかが強い方ではなかったと思うけど、これを読むと「ジーコもジーコなりに彼の方向性に向かってがんばっていたんだなぁ」と再確認できたりして。ちなみにそのまえのトルシエなどの発言なんかもまとめてあります。ああ、また4年後は寝不足になるだろうな。^^
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