ずっと
An-chanさんさんとAn-chanさんの旦那様におんぶにだっこで、この辺の有名どころを観光させていただきました。でもどこも車がないと行けないようなところばかりなので、いや本当に助かりました。しかもAn-chanさんの旦那さんの完璧なガイド付き・・・。どうもありがとうございます。
骸骨タワーは圧巻でした。オスマントルコに征服されたときに、トルコがセルビア人を殺し、みせしめとしてその顔の骨で塔をつくったのがこれだそうです。今もぽつぽつとのこっている骸骨がありますが、塔一面に顔の大きさで穴があいてあるところをみると、できた当初はほんと塔一面に隙間なく骸骨があったのでしょう。これを街にたてることによって「トルコに逆らうとこういうことになるぞ」という脅しの意味があったようです。それにしてもスゴイ・・・。
オスマントルコ時代の遺跡、メディアナ。今は修復中の部分が沢山ありましたが、敷地の中にはなんでもあったのだな、と実感。トルコのハマムや、大広間など、大きい空間で沢山のスペースがあいていました。晴れているので暖かく見えますが、風がすごくて、ものすご〜〜く外で見て回るのが寒かったです。一緒に案内してくれるAn-chanさんのおなかが心配でした。
ニシュからしばらくブルガリア方面に車を走らせると、ごつごつとした岩場がずっとつづきます。An-chanさんに修道院にいってみたい、と言った時は、こんなにも山奥?だと思わなかったのですが、旦那様運転ありがとう。トラックとすれすれですれちがったり、うねうねした道もあり、結構大変でした。
でもそのかいもあって、その奥に見えてきたセルビア正教の修道院はステキで感動。絶対こんなところまで普通の観光客だったら来られません!感謝です。修道院には沢山の僧侶がうろうろ?していて、本堂を案内してくれました。それにしても、いでたちは「僧侶」って感じの黒尽くめでものすごく雰囲気がでている方々なのですが、その姿で車をばりばり運転したり、携帯でメッセージをものすごい早さで入力していたりするのをみると、なんかちょっと可笑しくもありました。そして案内してくれた僧侶さん、男前〜。年齢不詳なかおだったけど、いくつぐらいだったんでしょうね。若かったとしてもなんか顔が深かった(濃いといういみではなく)。あ、でもおひげが白かったから、やっぱり年配だったのかな。でもそれにしてはなんかセクシーで若々しかった。修道院での生活がなにかこうさせるのでしょうか??
かな〜〜〜〜〜り保存状態がよい本堂。丸みを帯びた内側一面にイコンがびっしり。これでぜんぜん修復作業してないんだそうです。こういう修道院はかなりの珍しさでしょう。絶対普通はぼろぼろだったり、または修復してあったりするのですが、ここは本当に昔のまんまなんだそうです。
描かれたイコンには不思議な文字が。今セルビアでつかわれているキリル文字ともまたひと味違う、不思議な文字。昔の文字なんだそうですが、An-chanさんの旦那さんも、一生懸命想像を膨らませて読もうとしてもなかなか読めない代物なんだそうです。文字の上になんか補助文字がついているのってなんか好き。日本語のふりがなとかもなんかかわいいとおもう。ヘブライ語のニクダーとかも。
本堂を見終わったら、僧侶の方にお部屋にお招きいただき、ラキヤというものすごい強いバルカン特有のプラムでつくられた蒸留酒をいただきました。たしか40度以上だったと思うのですが、僧侶の人たち、くいっとのんでました。確かにこの山奥で寒さをしのぐにはいいアイディアですが、なんとなく「酒を飲む」ということが「僧侶」と結びつかなくて、なんだか面白かったです。
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