Mic'oさんのまわりでスラバというお祝いがあるというので一緒にお招きいただきました。スラバというのは、セルビア正教のお祝いで、それぞれの家には守護聖人がいて、その守護聖人に該当する日に周りの人をお招きしてお祝いするのだそうです。メキシコに居た時、みんなカトリックだったので、それぞれ個人のサント(聖人の日)というのはあったのだけど、「家の聖人」という概念はなかったように思う。でもこれって、結婚して新しい家庭が誕生したときに、こういうのを設定すると、年に一度大勢の人を招くきっかけになり、おもしろいなぁ、と思った。しかもどの家庭もやる訳なので、招き合って家単位で結びつきも深くなるんじゃないかなぁ。まぁ、もちろんやるときは大変な準備になるので、実際我が身にふりかかってきたら、私はなかなかちゃんとできなそうだけど・・・。写真は神父さん(日本語でセルビア正教のこういう人はなんていうのかなぁ?神父さん?牧師さん?ラビではないし・・・。)がお祈りしてくれる式の最中。
以前にユダヤ教の儀式のあとに食事、というやつに参加したのだが、1時間も永遠と儀式がつづき「もう耐えられない、食べさせろ〜」としびれを切らした経験がある。なんかユダヤ教の儀式って我慢大会状態のものが多いイメージがあるのだけど、私は1時間でもう無理だったのだけど、家庭によってはそこが4時間ぐらいかかるところもあるらしいとのこと。そんなこんなで宗教儀式のあとに食事、というものに最近びびっていたのですが、このセルビア正教のスラバは、わりと儀式はさくっとおわり、すぐに食事にはいることができて、胸を撫で下ろしました。というわけで、かなり楽しかったです。
スラバについては、Mic'oさんの以前のブログの「ちょこっと 近況」の『
行事終了!』や、An-chanさんのブログ「はじめての人のセルビア生活」の『
スラバ』や『
スラバ!前編』や『
スラバ!中編』や『
スラバ!後編』などを見ていただけると、より詳しく理解できると思います。
お肉。やっぱりお肉。お肉がなくちゃはじまらない!?私はあまり沢山お肉が食べられないので残念でしたが。また、ここに出している写真以外にもたーくさん料理があったのですが、全部載せられないのが残念です。ほんと準備した人たち大変だっただろうなぁ。
お菓子もいっぱいあります。小さいものを沢山大きなお皿に並べる方式がスラバではよくあるようです。その小ささといろんなものがいっぱいなところがなんだかかわいかったりします。こうやって常にテーブルにおいてあるものもたくさんあって、さらに家の人がお客さんのペースにあわせてサーブしてくれるものとあります。
ロールキャベツなんですが、日本のと違って、キャベツが既に酢漬けになっているものを巻いているので、すっぱさが倍増で中のジューシーなお肉とのハーモニーがたまりません!これ第一のお気に入りで、遠慮なくばくばく5個以上も食べてしまいました。うますぎるうますぎるうますぎるー。
なんの意味があるのか聞くのを忘れたか、聞いたけど忘れたのかもすっかり忘れてしまいましたが、豚のお頭にリンゴをかませるスラバの伝統的な一皿。けっこう東欧のあちこちで豚ってまるやきになっていたり、なんかそのままの形で焼かれたものをみることが多かったような気がする。どうも生々しくて進んでは食べられませんが・・・。
お客さんの中にMic'oさんの子育てのことについて口をはさんでくる人がいたのだけど、言われたらMic'oさんは黙っておらず、真っ向からその人に立ち向かっていた。ここではだまって言われっぱなしだとつけあがられるので、じゃんじゃん言い放つのがいいということですが、もちろん言語は完璧なMic'oさんなので言語で負けることはないだろうけど、それにしても凛々しかったわ。さすが高校時代に中南米で生き抜いてきたベースがあるわ、となんか改めて同士だとおもってじーんとした。私も中国韓国では向かってくる人には真っ向から戦ってました。食堂のおばちゃんにつっかかられてそのとき着ていたTシャツをやぶられても、ガッツリ言い負かしたりしてましたもん。芯の強いMic'oさんをみて気持ちがよかったです。さすがMic'oさん世界中どこでも生きていけるでしょうな。
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