先日の未婚とはなんだ?と考えていたとき、「未」という意味をもう一度良く見つめてみた。
「未」というものは漢字語につく否定の副詞で、基本的に未の後ろにくる漢字の意味を「まだ+(何か)+ない」という形で否定するものでしょう。だから未婚とは「まだ+婚+ない」ということになる。
それをふまえて思ったこと。
そういえば、なんで、夫に先立たれた人って「未亡人」っていうのだろう?
だって、夫はもう死んじゃっている訳だから、「まだ+亡+ない+人」というよりも「もう+夫+亡+人」という感じで「既夫亡人」みたいに表した方がいいのでは?
と考えながら、「未亡人」を辞書で引いてみましたところ、
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〔夫に死なれて共に死ぬべきなのに生き残っている人の意で、元来は自称の語〕夫に死別した婦人。やもめ。寡婦。後家。びぼうじん。
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!!!なんと。
未亡人は「未亡人」で正しかったのだ。
”
夫の後を追って共に死ぬべきなのに”「まだ+亡+ない+人」・・・・・・・・。
ここここ、こわいよーーー。現代はそういう意味はなくなっているとはいえ・・・。怖いからこれから未亡人という言葉は使わないようにしよう〜。
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