先生「今日は人間がどうやってできたかについて考えましょう。」
先生 「みなさん、人間はどうやってできたと思いますか?」
生徒A 「もちろん神様が創りました。」
先生 「はい。他の意見の人いますか?」
生徒B 「神様が創ったにきまってるじゃないですか。」
先生 「じゃ、他の意見の人はいませんね。」
ラファエル君 「あ、あの・・・」
先生 「はい、ラファエル君。」
ラファエル君 「あの、ぼ、ぼくは、猿から人間は進化したと思います。」
!!!!!!教室中大爆笑!!!!!!!
生徒C 「おい、ラファエル、おまえ、あほか?」
生徒D 「何考えてんだ?おまえ神様が人間を創ったって、お母さんに習わなかったのか?」
生徒E 「おいおい、見ろよ!こんなバカがいるんだなぁ!まったく!」
ラファエル君は黙ってしまいました。先生も何もフォローしません。
ごめんね、ラファエル君。私もまだメキシコに来たばっかりだったし、味方することができなかったの・・・。だっていじめられたくなかったんだもん。ごめんよぉ!
こんな生物の授業は結構カトリック教徒が大半をしめるメキシコでは、あたらずさわらず、進化論も紹介しないんでしょう。先生が進化論なんか話したら大変ですから・・・。
でも、ラファエル君は、なんの宗教だか忘れましたが、カトリックではなく、なんかちょっと独特な雰囲気をかもし出している、影のある男の子でした。今思えば、仲良くしたら、おもしろかったかもしれないなぁ。(悔)
(*↑上記は、5年前に昔のホームページに乗せていた文章です。ひょっこり出きたので、今のブログに再度乗せなおしてみました。)
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