タンジェからマラケシュはバスで行ったのだが、私の後ろのおじさんが「話してもらちが明かない人」っぽいひとで、乗るときもみんなに「アンタの席はここじゃないからどけ!」とかわめいていた。みんな譲り合って座っているのに、一人でなんかストレス抱えているような手に負えない感じの人だった。その人が後ろになってしまったのだが、私が背もたれを倒すと「狭くなるだろ~!もどせ~!!」とドンドンと背もたれを後ろから叩いてくる。挙句の果てには上から頭まではたかれたが、この人とまともにやりあってもいい結果にならないと思い、完全に無視。私の隣のおじさんもこの男に追いやられてここに来たので、私がどんどんされていることに対して抗議してくれたんだけど、その男を逆上させるだけに終わったので、私の完全無視の態度をうなずきながら見守ってくれた。かなり長い間しつこく蹴り上げるぐるような強さでドンドンされたんだけど、さらに100%背もたれをガクっと倒してしらんぷりして寝続ける私。われながら図太いと思った。ぷぷっ。
旧市街の目抜き通り
マラケシュは次に行く村への拠点として降り立った。マラケシュは観光地っぽい感じはありますが、そういうところだと安宿でも心地がよかったりして快適にすごせますよね。旧市街のメディナも迷路のようでムスリム文化の趣たっぷり。旧市街の安宿はみんなモロッコスタイルで、屋上が快適にのんびりできるように広々していて、内部は中心にパティオがあってあとはイスラムチックなタイルがぼわーっとほどこされているような感じでかわいいです。
中央の広場。朝はなーーんにもないがらんどうの広場なのに、夕方になると大フードコートと化して、大道芸人も多く出てきます。
でたー!皮なめし。動物の皮を製品にするためになめして整えている場所。打ちの母が昔行ったときは「においがすごかったよ」と言っていたのだが、私はちょっと遅めの時間に行ったからか、そんなににおいは感じなかった、かも??でもおじさんたち、結構重労働だよなぁ。
店先でおばさんがぺたぺたと生地を伸ばし、焼いてくれる薄いパンケーキみたいなもの。中に挟むものを選べる。私ははちみつにしてみた。他にもジャムとかいろいろ選べるみたい。みんな朝食でこれとコーヒーを頼んでいた。
道端でお父さんと一緒に木のお皿を鑢で磨いている男の子。「お父さんみたいには、うまくいかないんだよおおおお」。観光地だけあって、外国人をみるとお金をせびりにくる子供も多い中、こういう子をみると心なごみますなー。
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