小腹が空いたのでぶらっとはいったおむすびのお店、「
おむすびQoo」。おむすびをさっと食べ、さっと出て行く、そんな何気ないことで終わるかと思ったんですけど、これがまた!なんとも独特な雰囲気がある面白いお店で、おもわずツボってしまいました!
その雰囲気をつくっているのはここを経営しているご夫婦。みょ〜な突っ込みどころ満載の癒し空気感が出てます・・・。そして気軽にカウンターごしに話しかけてくれるので、あっという間に昔からの知り合いだったみたいななにかに包まれる。
ご主人がおにぎりをにぎってくれるんだけど、隣で奥さんが、
「この人、今日眼鏡を忘れて来たのよ〜。ハンカチとかじゃなくて眼鏡をわすれるってどういうことなのかしらね〜?途中で普通気づくでしょう?」
ご主人「いやぁ〜。それが〜、きづかなかったんだよなぁあああ。」
じゃ、じゃぁ今見えていないんですか!と思わず突っ込みたくなる。
た、たしかに見づらそうに握っている・・・。で、でもちゃんとふっくらおいしいおにぎりを頂きました・・・。
それが終わったかと思えば、
「あああぁあああ〜!みそ汁があと一杯しかながったぁ〜〜〜!気づかなかったなぁ〜」
「ああ〜。このメニュゥもなくなってしまっだぁ〜。メニューから消さねばぁ〜。」
「これじゃぁ、殆どメニューがなくなってしまったので料理屋といえるかどうかわからなくなってしまったぁ〜!で、でもおにぎりやだからいいかなぁ〜^^。」というつぶやき叫び?が聞こえて来るので思わず笑ってしまう。(注:たまたまそういうときに私が行っただけで、通常メニューはあると思います。この日も昼でもう60合炊いたって言ってたからなぁ)
そんななごみの空気に油断していたら、隣でご飯を食べていた女子高生がにっこりこっちを見て「こんにちわ」と突然言ってくれる。えぇ!?なんで私こんにちわっていわれたんだろう?と思って「あ、もしかしてこのおにぎり屋さんの娘さんかな?」と一旦自己納得したんだけど、ご夫婦とこの子の会話を聞いているとやっぱり親戚でもない。普通のお客さんだぁ〜。東京だと、結構みんな自分の世界に入っているから、「いきなり声をかけたらどうなるか実験してみたい」といつも思っているのだけど、逆に自分が隙をつかれて(?)声をかけられると思わずびっくり&ドギマギしてしまった。でもそんな雰囲気がとても愛おしい。いいなぁ、こういうの。
その女子高生もご夫婦と食べながら会話していて、
「冬休みの宿題がぁ〜、まだ終わってないんですぅ〜」
ご主人「冬休みって〜、もうとっくにおわったんでないのぉ〜?」
おお、ご主人、ツッコミもできるんだ。
バスの時間になってしまったので、ご主人が「コーヒー飲んで行きなよぉ〜。今入れてあげるよぉ〜」と言ってくれるのを後ろ髪を引かれながらさようならしたんだけど、ああ、なんだこのいい意味でゆる〜〜〜い時間。たまらなく好き。近所にあったら絶対通うであろうお店だった。いつまでもお二人で笑顔を絶やさずにステキなお店を切り盛りしていて欲しいなあ〜^^。
INFO
「おむすび空 Qoo」いわき駅前6番バス停前
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